相手のアクションを引き出すメールとFAX、郵送DMの使い分けについて
現在、企業広告といえばリスティング広告、SNSなどを使った媒体が
主流ですが、今尚昔ながらのメール・FAX・郵送DMといった手法も
まだまだ効果を出している業界・企業様も多いです。
そこで今回は「メール・FAX・郵送DMのどれが効果があるのか?」
といった場合に参考となる各手法のメリット・デメリットをまとめてみました。
具体的に、ユーザーからアクション(問合せ・申込・資料請求など)を引き出す
ためのツールとして「手間、情報量、料金、即効性」を考えた場合を比較しました。
*各手法の配信は専門業者に委託した場合を記載
解説は下図を元にお伝えしていきます。
表内の○△×は、3つのツールを比較した場合の相対評価になります。
メールについて
媒体を使った広告は基本的に作業対・費用対効果の良い順から常套手段ですが、
今のネット時代においての最初の選択は、メール配信になることが多いでしょう。
1点、他の2つの媒体と「アクションを引き出す事」において大きな違いがあるとすると
FAXと郵送DMがそれ単体で完結できるのに対して、メール配信ではWEBサイトや
ランディングページに一旦遷移させてからクロージングに至るという点です。
それでいうと告知ページやランディングページも作る必要がある場合には、
メール配信にかかる手間は増えるということです。
メール配信後のユーザーの行動は早いと思われがちですが
ユーザーのクリックからアクションまでのタイムラグは1週間ほどかかる場合も
少なくありません。
それは、他社とサービス・料金について比較してから
ユーザーがアクションを起こしている事が考えられるため
意外と時間をかけてアクションを起こしたユーザーの方が成約に至りやすい
ケースも考えられます。
FAXについて
FAXの最大の特徴は、ユーザーへ提供する情報が少ない(且つ白黒)と
いうことです。そして最大の課題は「即ゴミ箱行きにならないようにする事」です。
FAX原稿作成においては上記を念頭において、アクションを促すような
内容・デザインにすることが基本ですが、配信先企業にくる他のFAXと紛れて
しまわないよう配信時間をズラす、というのも一つのテクニックです。
3つの媒体の中では、一番レスポンスが早いのがFAXです。
ですので検証期間も配信から1-2日間で良いでしょう。
またFAX配信について考えることは基本的に「配信先(業種・地域)」と
「原稿内容」のみであるため、手間がかからずリーズナブルに出来る一番の
施策と言えます。
そのため「FAXを制する者は集客を制する」と考えて良いでしょう。
郵送DMについて
郵送DMの特徴は、原稿作成・配送・レスポンスの全てにおいて時間がかかるという
ことです。そして配信単価も一番高いです。
ですのでこのデメリットを郵送DM最大のメリットである
「ユーザーへ提供する情報が多い」ことを活かしてアクション率を最大にする
必要があります。
提供する情報が多い分、原稿作成のためのデザイン・センスが問われますし
作成期間も長くまた制作費用も高い分、原稿作成が失敗に終わると損失も
大きくなります。
*失敗のリスクを考えると、全ての集客ツールでの原稿作成は
外注したほうが効率が良いです
メール配信の場合で考える“ランディングページ”が、郵送DMでは原稿全体に
あたると考えて良いでしょう。
次回は「メール配信で効果を出す最適なケース・ターゲットなど」をお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願い致します。