LPユーザーの行動プロセスを予想して誘導する

御社ユーザーのLP上での行動プロセスを想定する

「ランディングページの中身(以下、LPコンテンツ)をどう作るかは分からない」
というのは、どの企業も共通のよくある課題です。

こう考えるとわかりやすいかも知れません。

「LPを見た人にどんな情報を与えれば購入(などのアクション)を起こすのか?」

このユーザーの行動パターンをあらかじめ想定し、アクションに必要と
される情報を与えてあげれば、何らかの行動につながる可能性が高まるのでは
ないでしょうか。

(ご自身のネットでの購入時の思考・行動パターンも考えてみてください)

そこで先ずはランディングページを見た人のよくある行動パターンとして
AISAS と AIDMA を合わせた 「AIDSA」 を想定して見ました。

*商品・サービスの種類や業種・業態により、ユーザーの行動パターンは
 変わるので自社の場合のパターンを想定してみてください。

Attention(認知・注意)→ この商品・サービスは自分(の会社)に関係あるか?
Interest(興味・関心)→ なるほど興味深い、自分(の会社)に使えるかな
Desire(欲求)→ 自分(の会社)に使えそうだな(使ったら改善できそう)
Search(検索)→ 他に似たような商品/サービスは?(他社比較) この会社はどんな会社?
Action(行動)→ 分かった、じゃあ購入してみるか

この行動パターンを元にLPコンテンツ概要を作成してみました。

LPの元々の役割が閲覧した後(時間をおかずに)行動するよう誘導するものなので、
AIDMAにある「Memory」(購入に至るまでの明確な動機づけ)と、BtoBではあまり
見受けられないAISASのSであるShere(内容の共有)は除外しました。

ではAIDSAに合わせてLPコンテンツは何を作るべきかを
LPサンプルを見て考えてみましょう。
(添付のLPはパワーポイントで作成したものです)

ランディングページTOP部分

Attention(認知・注意)/ Interest(興味・関心)

この2つの段階をクリアにさせるのが冒頭の
キャッチコピーとその周辺のサブコピーになります。

左図サンプルでメールアドレス獲得のための
資料ダウンロード用LPをコンテンツ分解して説明していきます。

1. メインキャッチフレーズ

この部分が一番最初に目につく箇所(ファーストビュー)ですので、ここで相手を
惹きつけられなければ離脱するだけですので、何としても相手に分かりやすく
機能とメリットが伝わる内容にする必要があります。

2. メインキャッチフレーズの補足部分

a) 相手へのメリット
メインキャッチフレーズは商品サービス内容である場合
(ここでは「テレビ取材獲得サポート」)、その商品サービスがユーザーに
とってどのようなメリットがあるのかを付属することが必要です。

また近視眼的マーケティングを避ける意味でもあります。

b) メイン画像
キャッチフレーズを捕捉する部分としてデザインやメイン画像があります。
極端な話、キャッチフレーズがなくても相手にこちらのを意図が伝わる
デザインや写真などを設置するのが理想です。

c) 会社の権威
いくら商品・サービスが良くても会社が反社会的なものであれば、その会社
に対してアクションを起こすユーザーはいません。
そこで商品・サービスの素晴らしさと並列させて「会社の権威」となりうる
これまでの実績などを掲載するのはとても有効です。

ボディ部分(ページ中心部)

Desire(欲求)→ 自分(の会社)に使いたい

ここは、自社の抱えている問題を解決してくれるのか?
掲載する商品サービスが実際にユーザー側で使えるか?
(使えたら使用したい)と思ってもらう箇所です。

それでは役割ごとに有効なコンテンツを見ていきます。

1. ユーザーへのメリットの補足/課題への啓蒙・啓発

TOPで伝えた「相手へのメリット」を捕捉する部分です。
今回の場合は「テレビ出演」がどのような形でユーザーにメリットがあるのか
か?(課題・問題を解決していくのか)を説明しています。

(有効なコンテンツ)
・こんなお悩みありませんか
・業界動向と課題について

2. 解決方法(ソリューション)の提示

実際に商品・サービスが自社で使えるのかを説明しています。
自社で使えると判明した時点で「欲しい!」となります。

(有効なコンテンツ)
・お客様からのよくある質問
・お客様のよくある勘違い
・お客様事例
・商品/サービスの内容について

クロージング部分

Search(検索)→ 類似の商品サービスは?どんな会社?

ユーザーが欲しいと思った段階の次は、料金や他の会社の商品・サービスを
知りたくなります。そこで比較・検討しようと、WEBで他の商品・サービス
を調べたりします。

1. 他社の商品/サービスとの比較

実際に欲しいと思った商品/サービスについてユーザーは「もっと
良い商品があるのではないか?」と思い、他社のものをネットで
調べたり人に聞いたりします。

そのためその手間を省いてやるためのコンテンツが有効です。

(有効なコンテンツ)
・他社比較表
情報収集が得意な方は、自分でネットなどで調べたりする為

2. 会社の信頼性を獲得する

この段階では、商品/サービスだけでなく会社自体も社名などで
ネット検索で調べられたりします。その会社が信用できるのか
どうかを見極めるためです。

(有効なコンテンツ)
・会社紹介 会社自体が信頼できるか
・会社実績 お付き合いしている会社が信頼できる会社か 等

Action(行動)→ では申し込んでみるか

そして上記の項目がクリアされて初めてユーザーはランディングページ上で
何らかのアクションを起こします。

ここで注意するべきは「申し込みフォーム」の配置ページです。

よく言われることですがユーザーはページを遷移させるごとに
5割の人がページから離脱してしまうので、「申し込みフォーム」
はランディングページの最下部に設置させる、
ということです。(別ページには極力遷移させないこと)

今回はユーザーのネット上でのBtoBの場合の行動パターン「AIDSA」の
流れを想定してコンテンツの構成をイメージしてみましたがいかがでしょうか。

業界や商品・サービスによってユーザーの行動パターンは変わってくる
と思いますので御社の業界のユーザー行動に合わせて想定して見ると良いです。

今回は以上になります。

ご不明点などありましたらお申し付けくださいませ。

よろしくお願い致します。

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